「株式投資に向く人」に共通する超納得の3大心理 損を「我慢できる、できない」あなたはどっち?

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問2 話題になっているテーマ銘柄に、あなたは興味がありますか?

面白い視点ですが、「とにかく人と逆のことをするのが好き」という人は、株式投資に向いていると思います。

大衆心理と同じ行動をしているだけでは、なかなか勝つことができません。むしろ、ブームに踊らされ、新興株や小型株など、今はやりのテーマ銘柄に群がったりしてしまいます。いかがでしょうか。あなたも同じような経験はありませんか。

とくにこうしたタイプの投資家は、ベテラン投資家やプロの機関投資家の餌食になりやすいのが特徴です。

私の知り合いのプロの投資家というのは、投資の腕は超一流です。一方、プライベートを含めてとにかく偏屈で、あまのじゃくです。億を稼いだ知人の投資家たちを見回しても、そうした傾向が多いようです。

他人と同じ生き方をしたりすることが大嫌い。だからこそ、苦労して相場一本で生きる道を選んでいるわけです。

株の成績はズバ抜けていい人は、たいてい世の中の動きに敏感でありながら、物事の本質を捉えて、安易に同調することには抵抗を感じている人のような気がします。

投資における慎重と臆病の違い

問3  SNSや投資雑誌などの情報を、あなたは疑り深く考えますか?

疑り深い人、慎重な人も一部で投資には向いていると思います。逆を言えば、深く物事を考えない軽率な人は、投資には向いていません。

ちなみに、ここで言う慎重と臆病は違います。すぐに決断せず、自分で調べたり、腑に落ちるまでプランを練る人です。あれこれやってみて、自分なりに納得できるやり方を見つけていく。そうした人は、自分の性格や相性の良しあしというものを熟知しています。

いろいろと本やネットでデータを集めても、全部を鵜呑みにせず、まず「自分に合うか合わないか」を判断するわけです。

このように、物事を判断するときは、人の言うことを簡単に信じてしまうのではなく、一度自分なりに調べたりする癖をつけてください。

それによって、絶好の買いタイミングが過ぎてしまうと考える人もいるかもしれません。しかし、相場はあなたから逃げたりしません。5年後も10年後も変わらずあなたの前にあり続けます。

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