いかがでしたか。最初の5分間で、しっかりと「試験問題を分析する」ということをしないと東大には合格できないのです。どんなに頭がいい人でも、「自分が解けそうな問題か、そうでないか」を見極めることができなければ、いつまでも無駄な時間を消費してしまいます。
逆に、試験に合格できる人は「どれが点を取りやすいか」をしっかりと把握している場合が多いです。
「ああ、こういう問題形式は得意だ」とか「こういう知識を聞く問題、苦手なんだよなぁ……」というのを瞬時に判別することができるから、得意な問題を解くことができる。長文問題でも、「あ、このテーマは前に読んだことがある!」とか「この分野は全然勉強してないな……」といった判別をすることもできるでしょう。
配点の高い問題かどうかも見極める
もう1つ有効な分析があります。それは「配点の高い問題か、そうでないか」です。
当たり前の話ですが、配点が高い問題なら時間をかけて解くべきで、逆に配点が低い問題には時間をかけてしまってはいけないでしょう。「ここは落としたら大量失点だ!」「ここで取れたら、きっと合格がグッと近づくだろうな」という問題を探す訓練をしておくわけです。
しょせん、試験なんて点取りゲームです。努力をいくら積み上げたって、頑張りが評価されるのではなく、「その場の試験でどれほどうまく点を取れたのか」しか評価されないのです。だからこそ、こういった「その場での分析・そしてそこから得られる情報」が必要になるわけです。
さて、「分析や情報が大事だ」というのは、試験問題に限った話ではないと思います。『ドラゴン桜』では、こんなコマがあります。
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