昭和34年発売「マーブルガム」令和も好調のワケ 製造の丸川製菓は、ガムひと筋で安定した業績

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
愛され続ける丸川製菓の『マーブルガム』
この記事の画像を見る(6枚)
日本におけるガム製造メーカーは大手を含めてわずか数社と、縮小の一途をたどっているガム市場。そんな中で、『オレンジマーブルガム』や『フィリックスガム』でお馴染みの『丸川製菓』は、ガムひと筋で安定した業績だとか。その理由を探るべく『丸川製菓』を取材すると、愛され続けるための試行錯誤の数々があった!

愛され続ける丸川製菓のガム

フルーツが描かれた小さな箱と丸いガム。お小遣いで買える『マーブルガム』は、多くの読者にとって、なじみ深いお菓子ではないだろうか。

当記事は「週刊女性PRIME」(運営:主婦と生活社)の提供記事です

その製造販売元である丸川製菓の歴史は古い。創業はなんと1888年(明治21年)。134年もの歴史を誇る老舗企業で、ガム製造を始めてからは、ほかのお菓子に見向きもせず、ガムひと筋だという。今も昔も子どもから愛されるガムを作り続ける、老舗ガムメーカーの軌跡とは。

「創業時は飴や落花生のお菓子を扱っていた弊社が、ガムを作るようになったのは戦後から。当時、アメリカからチューインガムが入ってきたのを機に、日本全国で数百社がガム製造に参入。その中の1社が弊社でした」と話すのは、丸川製菓・企画課の森学さん。

 しかし乱立したガムメーカーは、品質の差や時代の流れによって淘汰。現在は数えるほどしか残っていない。

次ページロングセラー商品『マーブルガム』
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事