「浮気相手は親友」39歳シンママが婚活を始めた訳 離婚、婚約破棄を経て、新たな出会いを探すも…

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DV彼の浮気相手は親友だった。シンママが婚活を始めたわけとは…(写真:mits/PIXTA)
恋人から突然別れを切り出されたら、心に深い傷が残る。それがトラウマとなり、次の恋愛をするときの障害となることもある。まして結婚を真剣に考えていて、その約束までしていた相手なら、なおさら傷は深くなるだろう。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、婚約破棄や離婚のトラウマについて一緒に考えてみたい。

みさえは(39歳、仮名)、結婚相談所での婚活を始めて5カ月目に、結婚を真剣に考えられる男性ひさお(41歳、仮名)に出会った。

みさえは3歳の男の子を育てるシングルマザーなのだが、一度も結婚はしていない。そうした環境を受け入れてくれる男性は少なく、お見合いはとても組みづらかった。そんななかで出会ったのがひさおだった。

なぜ結婚をしなかったのか、そこにはこんな事情があった。

みさえがシングルマザーになった経緯

「4年前、仲のいい女友達のあき(仮名)と、彼女の知り合いの男性2人の、2対2で食事をしたんです。その後、そのうちの1人とお付き合いをすることになりました。それが子どもの父親です。ただその食事会は、私の友達が彼を好きで仕組んだというのが後でわかりました」

当初はあきの気持ちは知らずに、彼からアプローチされるがままに付き合いがスタートした。

「彼と付き合うことになったと彼女に伝えると、急に私に対する態度がトゲトゲしくなりました。それで、彼女の気持ちに気付いたんですね」

ただ、そのときはみさえ自身、彼を好きな気持ちが止められなかったので、そのまま付き合いは深くなっていった。そして、男女の関係にもなり妊娠がわかったのだが、付き合っていた当初から気になることがあった。彼は、些細なことでキレるのだ。

「でも、妊娠もしていたし親にあいさつもすませていたので、結婚へと話がどんどん進んでいったんです。ところが、婚約したとたん、キレると暴力が始まりました」

みさえの体を殴る、蹴る。物を投げつける……。「お腹だけは蹴られないように、必死でかばいました」。

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