この先、「生き残れる人」に共通する超納得4大能力 人脈は「中身」が大切です!あなたは大丈夫?

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もし、自分にとって「重要な人脈」を5人あげたとき、5人がすべて互いに知り合い同士であれば、ひとつの「閉じたコミュニティ」にどっぷり浸かっているにすぎません。

自分の人脈の中で、互いが知り合い同士でない人が多いほど、「開かれた人的ネットワーク」をつくり上げていることになります。

「信頼社会」では、そうした「開かれたネットワーク」の構築力が求められます

【能力4】「独学力」が高いかどうか

そして、生き残れる人に共通する最後のスキルは「『独学力』が高いかどうか」です。

環境変化にともない、企業内外で「リスキリング」に注目が集まるいま、与えられた学習プログラムをこなすだけの「受け身のリスキリング」を繰り返すのは、本人にとって精神的に大きな負担になります。

いくら「リスキリング」を行っても、「学びの主体性」が低いと、変化に対応できず、「仕事自律」も「キャリア自律」も望むことはできません

それよりも大切なのは「独学力=学びの主体性」です。

「なぜ学ぶのか(Why)」「何を学ぶのか(What)」「いかに学ぶか(How)」を主体的に決めて、組織内においても1人ひとりが自律的に動いていくことが大切です。

「独学力」は10年、20年後に生き残る「最強の武器」

紹介してきたように、今後日本が転換していく「ヨコ社会+信頼社会」では、これまでとは違う能力が求められます。

【1】「人間性感知能力」が高いかどうか
【2】「ビジョンやミッション」を重視しているかどうか
【3】「人的ネットワーク」が開いているかどうか
【4】「独学力」が高いかどうか

紹介した4つのポイントのうち、とくに【4】の「独学力」を磨くことは、10年、20年後に生き残る「最強の武器」になるはずです。

これまでのような「階層別」の分業、「受け身」の学びでは、キャリアを切り開くのは難しい時代です。「仕事」と「学び」のサイクルを回し、「独学力」を身につけることが「この先、生き残れる人」の必須の条件となるでしょう。

自ら振り返り、日本社会が直面する「大きな変化の波」を乗り切るための「自ら学び続ける能力」を磨いてほしいと思います。 

高橋 俊介 慶應義塾大学 SFC研究所上席所員、キャリア論の第一人者

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たかはし しゅんすけ / Shunsuke Takahashi

1954年東京都生まれ。東京大学工学部航空工学科を卒業後、日本国有鉄道に入社。プリンストン大学工学部修士課程を修了し、マッキンゼー・アンド・カンパニ-東京事務所に入社。1993年に世界有数の人事組織コンサルティング会社である米国ワイアットカンパニーの日本法人ワイアット株式会社(現ウイリス・タワーズワトソン)の代表取締役社長に就任。社長退任後は、個人事務所ピープルファクターコンサルティングを通じ、コンサルティング活動や講演活動、人材育成支援等を行う。2022年4月より慶應義塾大学 SFC研究所上席所員。キャリア形成、人材マネジメント、リーダーシップ、働き方改革などに確かな知見を有し、本質を見抜く目に定評がある。

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