2つめは、「『ビジョンやミッション』を重視しているかどうか」です。
中国で日系企業の中国人管理職の研修を手がけている日本の人材育成支援企業で聞いた、印象的な話があります。
中国人のマネージャークラスは、自社のビジョンやミッションへの渇望感が非常に強いそうです。
彼らは「自社が優れたビジョンやミッションを掲げ、社会的使命を果たしている」という納得感があるからこそ、誇りを持って外に出て、多様な人たちと信頼関係を結び、関係性を広げていけると考えるのです。
ところが「安心社会」に染まった日本人のトップは、ビジョンやミッションに対する関心が低いため、中国人のマネージャーたちは不安になるそうです。
開かれた「信頼社会」を目指すなら、自らのビジョンやミッションを掲げることが大切です。外に対して遠心力を常に働かせ、「腹落ちできるビジョンやミッション」によって求心力を高めることができるからです。
「人的ネットワーク」は開いている?閉じている?
3つめは、「『人的ネットワーク』が開いているかどうか」ということです。
ここでみなさんに問いたいと思います。
「自分の人的ネットワークは開いているでしょうか? また、多様性はあるでしょうか? あるいは、相互につながっていない人たちが多いでしょうか?」
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