チームワークのコツ6つ
子どもが幼い頃、彼らが転んだときの対処として、決めていたことがありました。
まずは転んだ状態を目で確認し、その後、周りの安全を確認して、問題がなければ基本的にはそのまま見ているようにするということです。
決してすぐに駆け寄って抱き起こしたりしません。当然、私も人の親なので、転んだ瞬間は反射的にビクッと手足が動きますが、そこはあえて心を鬼にして動かないようにしています。
すると、やがて子どもはよっぽどのことでないと、泣いたり助けを求めたりしなくなります。自分で起き上がり何事もなかったかのように、次の動作に移ります(そしてまた転びます)。
チームで仕事をするときのリーダーも、これと同じかもしれません。
組織が停滞する原因はいくつかありますが、平常時にリーダーがチームを細かく管理しすぎると、チームはうまく回りません。
これはリーダーとメンバー双方に原因があるのですが、いずれにしても何でもリーダーが手出し口出しすると、メンバーは成長する機会を持てません。悪くすると、何でも頼るようになってしまいます。また、リーダーの時間的・能力的限界が組織のパフォーマンスのボトルネックになってしまいます。
これは、特に「優秀なメンバー」として若い頃を過ごした人が、初めてリーダーになったときに気をつけなければならない落とし穴です。
リーダーとしては「見てはいられない」「自分がやったほうが早い」と感じる部分があるかもしれません。しかし、メンバーに仕事を依頼したら、ギリギリまで任せきる勇気を持ちましょう。
どんな人にも自分が成長してきたときには、ハラハラしながらも手を出さずに見守ってくれていた人がいたはずです。
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