簡単に触れておくと、東武鉄道は関東の1都4県を走る「東武鉄道」を核とした運輸事業がメインの会社です。東武百貨店といった流通事業や、電波塔である東京スカイツリーに加え、その施設内にオフィスなどが入った「東京ソラマチ」の運営や、不動産事業なども手がけており、非常に多角化が進んでいる会社です。
営業利益の推移と内訳
こちらのグラフは東武鉄道の売上高と営業利益率の推移です。東京スカイツリーが開業したのは2012年ですが、2012年よりも前の営業利益率は5~7%台で推移していました。ところが、スカイツリー開業後は一気に利益率が跳ね上がっていることがわかります。
では、クイズに戻りましょう。東武鉄道で最も利益を出しているセグメント(事業)を当ててみようという問題です。こちらのクイズは、2017年3月期の東武鉄道の損益計算書から、営業利益の内訳を見ています。
選択肢は、①運輸事業/②レジャー事業/③不動産事業/④流通等事業 の4つです。
レジャー施設であるスカイツリーの完成後に急激に利益率が上がっているということは、②のレジャー事業でしょうか。
それとも、スカイツリーには商業施設も入っていて、たくさんの観光客が来るようになったことから、④の流通等事業でしょうか。
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