うまく泳げない親でも子どもに水泳を教える方法 バタ足とストロークなら誰でも教えられる
クロールの3つの要素
自分で子どもにクロールを教えたい、もしくはスイミングスクールで子どもを早く進級させたいと考えている方のために、私がこれまでに指導してきた中で構築してきたノウハウを、できるだけ分かりやすく、最低限これだけやればOKという内容でご紹介します。
クロールは次の3つの要素に分解できます。
① バタ足
② ストローク
③ 息つぎ
ストロークとは、腕で水をかく一連の動作です。バタ足とストロークまでは、親でも十分に教えられるはずです。ただ、クロールの息つぎを教えるのは難しいかもしれません。クロールの息つぎは、背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライのさまざまなスキルの中でも、最も難易度が高いスキルの一つだからです。ですから、クロールの息つぎを練習するタイミングで、スイミングスクールに通わせるのが適切だと言えます(ちなみにもう一つ難しいのは平泳ぎのキックです)。
少し話が脱線しますが、幼児や小学校低学年の子どもがクロール25mを泳げないとき、単純に体力が足りないだけの可能性もあります。そのときは、何回かクロールの練習をして体力を強化しつつ、飽きてきたら背泳ぎや平泳ぎの練習を始めてもいいでしょう。クロール25m泳げなければ、他の泳法が上達しないということは全くありません。
ではまずはバタ足です。
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