思春期を通して、親の意見に反していたとしても、自分の行動や外見や身体について、自分なりの意見を持つようになります。それはすごく、自然なことです。
親とぶつかることもあるかもしれないけれど、ぶつかることも自然なことです。親はずっとあなたを育て、寒さから守り、食事を与えて、健康でいられるように努めてきました。親にとって子どもは、いつまでも小さくて、力のない存在なのです。
親と合意できるちょうどよい地点を探す
親にとって、子どもをコントロールするのをあきらめるのは、奇妙な感覚になることかもしれません。
だから、あきらめてくれるまでには、少し時間がかかります。
ただ、だいたいのことにおいて、親と合意できるちょうどよい着地点を見つけられるようになっていきます。
そうしていくうちに、完全に自立していくのです。いつかきっと!
(翻訳:北原みのり)
著者フォロー
フォローした著者の最新記事が公開されると、メールでお知らせします。
ログインはこちら
著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。
日系オーストラリア人二世のテレビ・ラジオのパーソナリティ、作家、放送作家。女性の性と健康について率直に語ったポッドキャスト番組『Ladys! We Need To Talk』が大きな話題を呼び、2018年にABC放送より賞を授与された。娘2人を含む4人の子の母でもある。
著者フォロー
フォローした著者の最新記事が公開されると、メールでお知らせします。
ログインはこちら
著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。
オーストラリアのティーンズ誌『ドリー』の悩み相談コラムで、回答者「ドリードクター」として23年担当。思春期のセクシュアリティと健康を、愛情を持って語り、人気を誇る医師。各種メディアなどで講演活動も続け、正しい知識とフェアな考え方を広めている。マレーシア系中国人とイギリス系オーストラリア人がルーツ。
きたはら みのり / Minori Kitahara
フェミニズムについての本や記事を執筆。自身の会社アジュマで出版を手掛け、女性のためのプレジャーグッズショップ「ラブピースクラブ」も運営する。性暴力の根絶を目指す「フラワーデモ」呼びかけ人。「希望のたね基金」理事も務める。『日本のフェミニズム』(河出書房新社)など著書多数。