前回の衆院選のとき「総理大臣までやったのに、この選挙に出てもいいのか」と思いました。初めて、選挙が怖いと。地元に入ったら、温かく迎え入れてくれるし、応援演説に行っても、有権者の反応もとてもよくて、ホッとしました。
――政治家としての思いは。これから何をやっていきたいか。
やっぱり一番は、先ほども話した(編集部注:前半記事『菅義偉前首相の「聴いて、聞かない力」の正体とは』)ダムの話じゃないですけれども、ああいう「縦割りの弊害」でどうしようもないもの、いっぱいあるんじゃないかと思って、それを探し出して直していきたいですね。
誰もが分け隔てなく自分が目指すことに挑戦できる社会のためには、この国の「目詰まり」を解消していかなければならない。
それと子どもです。「次世代を応援していきたい」という思いは強くあります。少子化対策での不妊治療だとか、こども家庭庁の創設だとかかなり進めてきましたけれども、まだまだ遅れています。
失敗を過度に恐れず、チャレンジしてほしい
社会課題の解決に取り組む人たちを応援していきたいと思っています。たとえば、コロナで自殺者が増えることの対策は、本来は国や地方自治体でやらないといけない。そうした困っている人たちの手助けをNPOなどにやっていただいている部分があります。
支援を必要とする人と行政の架け橋みたいな役割を果たしてもらっていますが、そうした団体の支援に予算を新たに60億円つけました。これからもこうした支援を続けていきたいと思います。
――若い人に伝えたいことは?
「迷ったら踏み出したほうがいい」と思いますね。私が総理大臣になれるんだから、誰にだってチャンスはある。口下手でも、不器用でも。だから、悩み苦しむことがあっても、失敗を過度に恐れることはなく、やりたいことにチャレンジしてほしいです。
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