緊張して眠れない夜にやるべき「たった1つの事」 眠れなければ、そのまま一晩起きていてもいい

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そして次に試してほしいのは、なにかを口にすること。食べ物が胃に入ると、胃に血液が集中し、消化にエネルギーが取られるので、眠くなる効果があります。よく「食後は眠くてたまらない」という人がいますが、それは身体の中でそうした働きがあるからこそ。

そして、そのときに選ぶ食べ物は、ミルクやチーズ、豆乳などの乳製品や大豆製品などのたんぱく質がおすすめです。夜遅い場合は消化がよく、あたたかい飲みものなどがよいですね。これらのたんぱく質には、「幸せホルモン」と呼ばれる「セロトニン」のもととなる、「トリプトファン」というアミノ酸成分が含まれているため、気持ちも落ち着きます。

1日くらい眠らなくても大丈夫

それでも眠気が訪れないのであれば、いっそのこと眠くなるまで起きて、翌日に備えましょう。「明日のプレゼンが心配だ」という人は、納得がいくまで資料を見返してみる。「テストが不安だ」という人は、試験勉強をギリギリまでやってみる。「寝過ごすのが怖くて眠れない」という人は、セーフティーネットとして目覚まし時計を何個もかけておく、また、家族や友人にモーニングコールを頼んでもいいでしょう。

限界までがんばって、眠くなったら眠る。眠れなければ、そのまま一晩起きていてもいいのです。大事なイベント事の前は、ぐっすり眠って翌朝に備えるのがベストではありますが、「眠らなくちゃ!」と焦れば焦るほどに興奮状態に陥るので、それよりはいっそのこと「眠らない」という選択をするほうが心は落ち着きます。1日くらい眠らなくても、大丈夫ですし、本当に翌日に緊張する用事があるのであれば、多少寝不足になったほうが緊張せずに済んだりします。一刻も早くリラックスして、眠りたいという気持ちはわかりますが、無理に眠ろうと焦り、眠れない自分を責めるほうが翌日のパフォーマンスに響きます。それよりは、大事な用事に向けて、イメージトレーニングをしたり、準備に力を入れたりするほうがパフォーマンスはあがるはずです。

ケース2
失敗できないとき
⇒階段を上り下りしながら、成功イメージを思い浮かべる!

大事な用事の当日。例えば、大切なプレゼンがある場合、どのように緊張を抑えるのがよいのでしょうか? 脳と心、そして身体の動きは連動しています。そのため、緊張すると無意識のうちに身体が固まって、いろんな部位に力が入り、自律神経が乱れ、ますます緊張する……という悪循環が生まれてしまいます。

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