「韓国のオーディション番組」が日本で流行るワケ NiziUが誕生「Nizi Project」で土壌が整う
デビュー前からファンが多数
アベマではこれまで、ガルプラや、日韓含む多国籍7人組ボーイズグループ、ENHYPEN(エンハイプン)が誕生した(20年の)「I-LAND」など、複数のオーディション番組を日本で独占無料放送してきた。秋田氏は、韓国放送局など権利元との交渉や契約、社内では番組責任者としての目標責任やマーケティングを担当している。
単刀直入に、なぜこんなにオーディション番組が多いのか。
「韓国では、毎年数十組がデビューしています。なので、デビューのスタートをうまく切れないと、埋もれていってしまいます。その時、好調なスタートを切るには、オーディション番組が有効です。韓国の事務所は、オーディション番組をPRの一環として考えているイメージです。ゼロからデビューするより、オーディション番組からデビューした方が、デビュー前にファンが多くいる状態でうまくいく。そのため、オーディション番組の数が多くなっていると思います」
最初のきっかけは。
「きっかけは、『Wanna One』が誕生した(17年の『PRODUCE101 シーズン2』だと思います。当時、韓国では社会現象になるほどでした。番組に熱狂する視聴者も多く、その結果、ファンが多くいる状態が作れたことで、デビューもうまくいきました」