栗山千明「独立」して変わった仕事への向き合い方 「ちゃんとしなきゃをやめて起きたこと」とは?
この『鋼の錬金術師』では、いかに原作ファンの期待に応えるオリヴィエ・ミラ・アームストロング少将を演じるかが、栗山さんにとっての使命だった。
栗山さん:私自身が『鋼の錬金術師』のいちファン。
原作もアニメも大好きで、私が思うオリヴィエ像というものがあったからこそ、その通りにできたかどうかは観た方にゆだねるしかありませんが、自分なりにできることはやれたのかなと思います。
原作もアニメも大好きで、私が思うオリヴィエ像というものがあったからこそ、その通りにできたかどうかは観た方にゆだねるしかありませんが、自分なりにできることはやれたのかなと思います。
実写化は、原作ファンの応援があって実現し得るもの。いち漫画ファンとして、ファンの熱意を知っているからこそ、期待を裏切ることだけはしたくなかった。
栗山さん:アニメのオリヴィエの声が大好きなので、あの声の感じにどうしたら近づけるのかなと工夫したり。現場に漫画があったので、撮影の前にコマをチェックして、体勢を参考にさせてもらったり。
もちろん生身の人間がやることなので、アニメのオリヴィエを再現しきれないところはいっぱいありましたが、できるところは可能な限り寄せたいと思って演じました。
もちろん生身の人間がやることなので、アニメのオリヴィエを再現しきれないところはいっぱいありましたが、できるところは可能な限り寄せたいと思って演じました。
貫いた原作ファースト。栗山千明の演じたオリヴィエを、原作ファンはどう受け止めるのだろうか。
栗山さん:正直に言うと怖いです(笑)
オリヴィエは登場シーンがそんなに多くはないのに、原作ファンの中でも特に人気のあるキャラクターの一人。期待値が高い分、恐怖心はあります。
でも、私自身が原作が好きだからこそ、ファンの皆さんのツボも分かっているつもりです。
同じ『鋼の錬金術師』を愛する者だから演じられたオリヴィエをたくさんの人に見てもらえたらうれしいですね。
オリヴィエは登場シーンがそんなに多くはないのに、原作ファンの中でも特に人気のあるキャラクターの一人。期待値が高い分、恐怖心はあります。
でも、私自身が原作が好きだからこそ、ファンの皆さんのツボも分かっているつもりです。
同じ『鋼の錬金術師』を愛する者だから演じられたオリヴィエをたくさんの人に見てもらえたらうれしいですね。
居心地のいい場所をあえて出ることで成長の扉がひらく
独立を決めたのは、35歳の時だった。改めて当時の心境を聞いてみると、そこには迷いながらも前に進んでいく栗山さんだからこそ話せる等身大の思いがあった。
栗山さん:30年間同じ事務所に所属していたのですが、どこか甘えているような気がしてしまったんですよね。
というのも、周りはいい方ばかりでしたし、みんな私のことを考えてくれていた。
すごく居心地のいい場所だったからこそ、このままずっとここにいることが、自分のためになるのかな? と考えて、違う道もあるのかもしれないと思ったんです。
というのも、周りはいい方ばかりでしたし、みんな私のことを考えてくれていた。
すごく居心地のいい場所だったからこそ、このままずっとここにいることが、自分のためになるのかな? と考えて、違う道もあるのかもしれないと思ったんです。
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