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「奨学金490万円」29歳男性が感じた海外との格差 ドイツ人留学生の「俺の国は学費タダ」に衝撃

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社会人になって以降はそういう傾向が顕著になって。自分に欲求がないのは『奨学金を借りているから』なのか、そもそも『自分の性格的にそういう欲求がない』のかが、今ではわからなくなってしまいました。借りている金額を考えると、結婚や子育てという気分にはなれませんよね」

奨学金が「投資」なら「リスク許容度」もある

ネットでは盛んに「自己責任」という言葉が出て、教育についても「自分のためになるんだから、お金も自分で出すべき」という論調を見ることは少なくない。

しかし、若者の自助努力に任せすぎた結果、将来に希望を見いだせず、結婚や子を持つことに消極的な若者が増えてしまえば、やがてこの日本社会が終わってしまうのは目に見えているだろう。

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本連載はその性質的に、奨学金を「自分への投資」と捉える人が多く登場し、また、筆者としてもそれを支持したい気持ちがある。

だが一方で、投資には「リスク許容度」があるのも事実で、そこには奨学金の問題のみならず、増加の一途を辿る大学の授業料の問題も複雑に絡み合っている。

2004年4月から国立大学が法人化しているのは周知の事実だが、それを踏まえると、授業料は今後、上がることはあっても、下がることはないだろう。吉田さんの場合は私大出身だが、「国立大学なら安い」は、もはや昭和の価値観であり、「海外の国立大学と比べると、ずっと高い」が実情となりつつある。台湾で過ごした吉田さんは、それを肌身で感じた。

7月10日の第26回参議院議員通常選挙の演説やスローガンなどでは、「若者への投資」や「高等教育の無償化」が盛んに叫ばれたが、諸外国のように、国のお金で大学に進学して勉強することができる時代が来るのだろうか? 

「ポテチをコーラで流し込む学生生活を」と言うつもりはないが、少なくとも年間の学費が20~30万円で済む学生生活というのは、正直、筆者としてもうらやましいと感じた。

本連載「奨学金借りたら人生こうなった」では、奨学金を返済している/返済した方からの体験談をお待ちしております。お申し込みはこちらのフォームよりお願いします。

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