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ロシアがヨーロッパではない「歴史的な根源」 西欧はいつからロシアに脅威を感じているのか

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西欧から見たら、少なくともロシアはアジアに入ります。その最大の理由は、ロシアの宗教がギリシャ正教(正教会)であることで、ビザンツ文明の影響を強く受けてきたからです。ギリシャやマケドニア、ブルガリア、セルビアなどの地域は、ビザンツ文明の影響を受けています。

さらにそこにイスラム文明がおおいかぶさってきました。ロシアはイスラム文明の影響は受けていないものの、少なくともカトリックやプロテスタントではありません。

4世紀にローマ帝国が崩壊し、西ローマ帝国と東ローマに分かれます。西ローマ帝国は、いわゆる「ゲルマン大移動」によって滅びます。しかし、東ローマはビザンツ(イスタンブール、コンスタンチノープル)を中心として、ビザンツ帝国をつくり生き延びます。やがてビザンツにはサラセンが侵入したり(崩壊はしていません)、オスマン・トルコがやって来たりします。

正教会のアイデンティティは保たれる

最終的にオスマン・トルコがビザンツ帝国を崩壊させますが、15世紀まで持ちこたえ、正教会のアイデンティティは保ち続けています。ビザンツ帝国の影響はずっと北上し、ロシアまでビザンツ文明の影響下にありました。もちろん、ここにアジアからの影響もあります。

基本的には、今もロシアの宗教はこの正教会であり、バルカン地域でも正教会が支配的です。ビザンツ帝国の末裔が存続しているのです。キリスト教は、宗教改革までカトリックが中心でしたが、16世紀に宗教革命が起こり、プロテスタントと二つに分かれました。しかし、これらをとりあえず兄弟と考えると、プロテスタント・カトリック連合のキリスト教に対して、正教会があるという形です。まず、この二つのヨーロッパのうち、後者を非西欧とします。

しかし、1989年のベルリンの壁崩壊とともに、EUの名の下にこれらの地域がオール・キリスト教という形でヨーロッパになりました。

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