春ドラマの最終回にガッカリの声が続出した事情 放送枠が増えても質の低下で見逃し配信も低調

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しかし、肝心の番組内容はどうか。本来、ドラマが最も盛り上がるはずの4月クールだが、初回から最終回まで世帯視聴率10%以上をキープできたのは日曜劇場「マイファミリー」(TBS系)のみ。ちなみに昨年4月期は3本あった。比例して個人視聴率も低くなっている。

ネット同時配信が始まったので、視聴率だけでは判断できないのだが、そのネット配信でもパッとした結果が出ていない。前クール(1~3月期)では月9「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ系)が見逃し配信視聴で3300万回再生という記録を打ち立てた。その前のクール(2021年10~12月期)も、金曜ドラマ「最愛」(TBS系)がその時点での見逃し配信最高記録を出した。しかし、今回の春ドラマからは、両作に並ぶヒットコンテンツは出てきていないのだ。

それどころか、各作品の最終回まで見た視聴者からは、内容に不満ありという声が少なからず挙がっている。TwitterやYahoo!テレビなどの感想掲示板には「どこかで見たことがある」「展開が読めて面白くない」と既視感やマンネリズムを指摘し、設定にもリアリティがないとする意見が多い。

恋マジはずっこけてしまった

最終回のずっこけ具合では、関西テレビ制作、フジテレビ系列放送の「恋なんて、本気でやってどうするの?」(通称「恋マジ」)が突出していた。広瀬アリスと松村北斗という旬のキャストをそろえ、代官山のフレンチ・ビストロなどを舞台に20代男女が恋に仕事に揺れ動くさまを描いたこのドラマ。

恋愛に重きを置かない若者たちというリアルなラインを狙ったのだと思うが、まず広瀬アリス演じるヒロイン・純が「27歳にして恋愛経験ゼロ」という設定は、どう見ても群を抜いて美しい広瀬だけに共感しにくかった。

純は松村北斗演じる料理人・柊磨と出会い、ひと通りのことを経験するも、数々の女性と刹那的に関係を持ってきた彼との将来は見えない。そんなとき他の男性にプロポーズされ…という状態で迎えた最終回、純は柊磨の店を訪れ、やはり彼でないとダメなのだと告白する。そして、柊磨の手を引っ張って公園へダッシュ。そこで、なんといきなり「好きと言って!」と彼に公開告白を迫る。

Twitterでは見ていた人たちが「なぜ公園?」「この演出でキュンとすると思ったの?」と一斉にツッコミ。せっかくのクライマックスなのに感動したという意見はあまり見られなかった。また、ある人物が自分は「恋愛できない」アセクシャルだと打ち明けるシーンもとってつけたようだと指摘された。

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