「子育てで自信喪失した親」に伝えたい4つのこと 必死な人こそ自己肯定感が下がってしまいがち

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また、単純に簡単にできる作業を書き出すのでも構いません。例えば、炊事、掃除、洗濯、送り迎えなどです。通常これらは手帳に書くようなものでなく、定型でやっていることだと思います。しかし、ひとつひとつが十分に重要で骨の折れることです。

自覚することが肯定感へつながる

「こんな誰でもやっていることを、あえて書くなんて」と思うかもしれませんが、試しに一度やってみてください。日々どれだけ自分は多くのことをやっているかが明らかになります。そして、それらをしっかりとこなしている自分が見えてきます。それを自覚することから、自己肯定感の向上に繋がっていきます。

(2)行動を変えて自己肯定感を上げる

1) 外見を変える

髪型やファッションを変えることで気分が変わることを実感されたことがあるかもしれませんが、それにより、自分の現状を肯定する効果があります。お化粧を変えることで気分が変わり自己肯定感が上がったという声も聞かれました。内容により予算との兼ね合いも出てくるとは思いますが、手軽にでき効果てきめんなのでおすすめの方法です。

2)行動そのものを変える

たとえば、断捨離。整理整頓をしていらないものを捨てていくという作業です。家中行おうとすると時間が足りず、できない部分もでてくる可能性もあるため、台所だけ、トイレだけと確実にできる部分に絞るのがおすすめです。また、筋トレや運動、ヨガなどをすることで達成感が得られ、結果的に自己肯定感が上がっていく経験をしている方もいます。

(3)日常使用する言葉を変える

筆者は『子どもの自己肯定感を高める10の魔法のことば』という書籍で子どもの自己肯定感を引き上げる方法を書きました。これまで多くの親御さんが実践され、その効果が報告されていますが、実はこれらの言葉は、もともと大人向けの言葉です。ですから大人にも当然適用できます。

例えば、大人が自分で使う場合、次のような言葉を使ってみてください。
「こんなことができる自分はすごい・さすが」「私は大丈夫」「ありがとう!」「助かった!」「うれしい!」「(ネガティブになったら)私らしくない」「いいね〜」「楽しいね」などです。

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