ストレスを感じる人が敏感になるべき「腸のSOS」 腸内細菌が整うと、脳も心もポジティブになる

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GABAとセロトニンそのものの材料となる必須アミノ酸のひとつ、トリプトファンを含むタンパク質の摂取を意識することも大事です。

トリプトファンを摂れる主な食品

(写真:mao / PIXTA)

トリプトファンを摂れる主な食品は、バナナ、魚、大豆です。魚に含まれるオメガ3脂肪酸は腸内細菌を育ててくれ、大豆は納豆や味噌など発酵食品として乳酸菌を摂れるケースが多く、一石二鳥にも三鳥にも。最近注目のスーパーフード、モリンガにも、トリプトファンが豊富に含まれています。

現代社会や私たちの生活からストレス要因がなくなることは、おそらくありません。そしてストレスを感じる心をコントロールするのも難度が高いでしょう。でも腸内の常在菌をケアして腸のコンディションを整えることは、誰にでも今日からできます。

ぜひ幸福感を導く脳内ホルモンGABAとセロトニンを積極的に作り出す腸に整え、揺らぎにくいメンタルも手にしていただけたら、と願っています。

[参考文献]
Takamitsu Tsukahara. (2019.) Preliminary investigation of the effect of oral supplementation of Lactobacillus plantarum strain SNK12 on mRNA levels of neurotrophic factors and GABA receptors in the hippocampus of mice under stress-free and sub-chronic mild social defeat-stressing conditions.
Roberto Mazzoli. (2016.) The Neuro-endocrinological Role of Microbial Glutamate and GABA Signaling.
下川 穣 KINS代表、歯科医師

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しもかわ ゆたか / Yutaka Shimokawa

岡山大学歯学部を卒業後、都内医療法人の理事長(任期4年3ヶ月)を務める。
クリニック経営を任されながらも、2,500名以上の慢性疾患に対する根本治療を目指した生活習慣改善指導を行う。
医療法人時代に、菌を取り入れることによって体質改善した原体験をきっかけに菌ケアによる根本治療の可能性を感じ、2018年12月に株式会社KINSを創立。
 

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