ストレスを感じる人が敏感になるべき「腸のSOS」 腸内細菌が整うと、脳も心もポジティブになる

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一方、幸せホルモンであるセロトニンは、全体の約90%が腸内で作られています。そして腸でセロトニンを合成するときに必要不可欠なビタミンB群やビタミンKを作っているのは、腸内に棲むビフィズス菌です。

セロトニンとGABAを増やすための食事法

それでは具体的に、GABAとセロトニンを増やすための食事法をご紹介します。

まずはそれぞれの成分、および材料を作り出す「菌そのもの」を取り入れることが有効です。先に紹介した研究ではそれらの菌をサプリメントで摂取していました。

これらはもともと腸内に棲んでいるものもあれば、ヨーグルトをはじめさまざまな発酵食品にも含まれている、ごく普通の菌です。「たくさん取り入れる」なら、サプリメントが手軽かつ確実ではありますが、食生活を改善・工夫すれば、適切な菌をコンスタントに摂取することも不可能ではありません。

(写真:shige hattori / PIXTA)

腸内でGABAを作り出すブレビス種やプランタルム種などの乳酸菌を取り込める代表的な発酵食品は、熟成の長い味噌、ぬか漬け、すぐき漬け、キムチです。1つの食品から大量の乳酸菌を摂ることは難しいので、複数の食品を組み合わせ、できるかぎり毎食取り入れることをおすすめします。

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