「選抜メンバー」視点でモノを残す楽ちん片づけ術 定期的な「メンバーの入れ替え」もお忘れなく

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モノを捨てられないときは、「選抜メンバー」を考えるつもりで選んでみるといいそうです(写真:nonpii/PIXTA)
日本史上最高といっても過言ではないくらい、個人が膨大な持ち物を抱えている時代。それを残していったらどうなるか? 真剣に向き合う時期がきています。
親の遺品整理をきっかけに、自分の持ち物を見つめ、「捨てたくない!」という執着心に、打ち勝てる方法を生み出した女性がいます。「思い出編集室」代表小野めぐみ、59歳。自身の体験から作り上げたメソッドを、新刊『50代から味わえる!最高のご褒美「人生で一番素敵な片づけ」』にまとめて出版しました。
「本当に大切な物」が見つかる究極のジャッジ法で、持ち物の山はみるみる小さくなっていきます。その極意をお伝えします(3回に渡って掲載。今回は3回目です。1回目はこちら、2回目はこちら)。

片づけとは、物を減らしていくことですが、「(不要なものを)捨てていく」と捉えると、どうもネガティブな気持ちになるものです。そこで、その捉え方を見直して、「お気に入りの選抜メンバーを決めるオーディションを開催する」というように、ポジティブに考えてみてください。

今はたくさんのメンバーと騒がしく、落ち着かない生活していませんか? これから、選りすぐりのメンバーと、心地よい快適な毎日を過ごしていくために片づけると思うと、やる気が出ませんか?

さて、どういう基準でメンバーを選定していったらいいか、基準がハッキリしていないと迷いますよね。「まだ使える」「また使うかも」「思い出の物だから」などなど、いろんな感情が渦巻いて、結局たくさん選んでしまっては、快適な生活にはなりません。

まずは「生活必需品」を選ぶ

私の片づけメソッドは、究極の選抜基準を持っています。

「生活必需品」とは、現在進行形で使っている物。1人暮らしをし始める際の生活を思い浮かべてみましょう。最低限の家具、家電、食器類、布団、衣類、靴、バッグ、防災用品、趣味で使っている道具だけで、スッキリとした部屋で、十分暮らしていけますよね。

それを想像しながら、今現在の持ち物を見回してみてください。

月日の経つのは早いもの、いつの間にかライフスタイルは大きく変わって、何年も使わなくなっているものが、溜まっていることでしょう。

例えば、子どもが小さなころは頻繁に使ったキャンプの道具も、大きくなれば親と出かける機会も減り、気がつけば十年単位で使っていない! そういった物がたくさん眠ったままではありませんか?

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