身も心も不健康な人は、食事に「白と茶色」が多い 健康的な食生活を送るには、食事の「色」を判断
もちろん、栄養成分はとても大切です。ただ私が気づいたのは、それだけでは不十分だということ。
美味しさを感じることや誰かと食べる幸せ、大好きなものを味わえるという喜び……、これらはいずれも栄養学的な数値では表せないものだということです。
「1:2」でざっくりと栄養バランスをチェックする
ストレスは思っている以上に体に悪影響を与えます。健康になるための食事で大きなストレスを抱えてしまっては本末転倒です。
そこで私が辿り着いた答えは、ストレスを消すことを最優先に考えること、でした。
その考えをもとに編み出したのが、「お手軽ワンツーバランス法」。「1:2」でざっくりとだけチェックする、栄養バランスチェック法です。
まず、1食の食事全体を見渡して、「糖質」と「たんぱく質」と「リセット食品」を分類します。
「糖質」とは、ごはん・パン・麺類、甘いものなどの「糖質食品」。
「たんぱく質」とは、肉・魚・卵・納豆や豆腐などの大豆製品。
「リセット食品」とは、野菜や海藻、きのこなど広い意味でいう大豆以外の「植物性食品」です。
それらを大体でいいので、「糖:それ以外=1:2」になっているか見極めます。
まずは、たんぱく質やリセット食品など、いわゆる「糖質オフ」と呼ばれるものあたりから食べ始めていきます。1:2よりも少ない(糖質オフが糖質の2倍に満たない)場合は、次の食事で気をつけて挽回する、糖質を少し残すなどでも大丈夫です。
ワンツーバランスは、制限することも大切ですが、むしろ“足す”イメージ。例えば手軽なものなら、サンドイッチに豆乳ラテやトマトジュースを足す、おにぎりに味噌汁とゆで卵、またはメカブを足す。こんなふうに無理のない範囲でつけ足して、約1:2のバランスだけ心がけるのです。
できれば「たんぱく質」は、「肉や卵の動物系・魚系・大豆製品系」が「1:1:1」になるように1日の中で調整すると、なおいいでしょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら