がん患う医師「死に目に会うことは重要ではない」 大事なのは「元気なうちに会っておくこと」
先日、末期がんで入院している人の家族の介護についてのコラムを読みました。末期がんで入院されているため、いつ亡くなるかわかりませんので家族がずっと待機をしている様でした。
入院していますので、おそらく点滴や栄養チューブなどの最低限の延命処置は施されていると思います。
栄養補給をすると死期が少し長くなる
栄養補給をすると、死期が少し長くなる可能性があります。そのためにかなり長い期間、家族が病室に詰めて、かなり疲労困憊している姿を見た看護師さんが「しばらく家で休憩されたらいかがですか?」とアドバイスしたようです。
がんの末期には痛みや苦しみが伴うので、以前は病院で麻薬などを使った緩和ケアが必要でした。しかし現在では開業医の先生のなかにも看取りをしてくれる方が多くなり、経口の麻薬を使うとかなり有効な緩和ケアができます。
私の場合は最後には入院をせずに、緩和ケア医に頼んで自宅の1室で静かに旅立とうと思っています。2021年末に私が経験したように、骨に転移したがんではかなりの痛みを伴いますので、最終的には麻薬を使っていただくことになるでしょう。そして食事や水分摂取もだんだん少なくなることも経験しました。
体はかなりしんどいですが、動かなければ特段大きな問題はなく、意識は次第に「ぼー」としてくるのです。このときに痛み止めや麻薬を使うとかなり朦朧とした状態になり、それほど苦痛を伴わないのではないかと予想されます。
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