仕事で存在価値を高める「自分の強み」の見つけ方 得意なことは「これまでの行動」に隠されている

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自分の強みとは何か? 人生を幸せにしていくための「これからの仕事術」を3回にわたってお伝えします(写真:Graphs/PIXTA)
イーロン・マスク氏が「当たり前のことを言うようだけど、出生率が死亡率を上回るような変化がない限り、日本はいずれ存在しなくなるだろう」とツイートして話題になりましたが、少なくとも日本の高齢化は進んでいます。「90歳まで現役」という時代がそこまで到来しているなか、仕事と人生の関係性や仕事への向き合い方を見直すタイミングに来ています。
スキルをアップデートしながら、好きなことや得意なことを磨き、自分らしい貢献のあり方を追求していくという考え方も広がりつつあります。ジョブ型雇用など、プロジェクト型のチームを都度組成して業務推進するスタイルはその典型例です。
大企業とベンチャー、プレーヤーとマネージャー、フィジカルとデジタル、ルーティンとクリエイティブ、グローバルとドメスティック。あらゆる環境下で仕事を追求した必殺仕事人の美濃部哲也氏の著書『仕事の研究』から、人生を幸せにしていくための「これからの仕事術」を、3回にわたってお伝えします(1回目)。

厚生労働省によれば、日本人の平均寿命は1990年には女性81.9歳、男性75.9歳だったのが、2020年には女性が87.7歳、男性が81.6歳になりました。2040年には女性が89.6歳・男性83.2歳になると予想されています。90歳から100歳まで生きる人がかなりの割合で現れることになります。

人生100年時代をどう生きるのか

今20代、30代の人たちは、まさに「人生100年時代」になるのです。社会保障や貯蓄、資産運用などで生活する老後の人生を20年間とすると、人生100年時代の労働寿命は80歳。約60年間は仕事をすることになります。

人の平均寿命が伸びる一方で、企業の平均寿命は短くなっています。

1993年に日経ビジネスが発表した「会社の寿命30年説」では、1つの会社が繁栄し続けるのは、よくて30年間といわれていましたが、変化の激しい時代を背景に、2020年の東京商工リサーチの発表によれば、企業の平均寿命は23.3年となっています。

そうなると、人生100年時代に同じ会社でずっと仕事をする人の割合は、加速度的に減っていくのは間違いなさそうです。そして、80歳まで約60年もの間、仕事をしていくとしたら、仕事を通じてどうしていきたいのか? という価値観は間違いなく変わっていきます。

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