東大生が「国語力磨けば頭よくなる」と断言する訳 文理問わず、国語が苦手という東大生は少ない
国語ができていれば、ほかの科目も点数を上げやすい
東大生の頭のよさを作っている要素の大部分を占めているのは、国語力だと僕は考えています。
東大生の勉強法を研究している僕たちは、東大生の成績の推移や勉強習慣について調べてみました。その中で、実は理系文系問わず、東大生の高校1年生のときの成績が高かった科目が1つあることがわかりました。何を隠そう、それが「国語」です。
例えば「高校1年生とか2年生のときは数学が苦手だったんだよね」とか「英語が苦手だったから高校3年生になるまで重点的に勉強したんだよね」という東大生はけっこういます。でも不思議なことに、「高校1年生の時に国語が苦手だった」という人ってすごく少ないのです。
そしてもう1つ面白いことに、偏差値を20以上上げて逆転合格することができた東大生のほとんどが、「ほかの科目はできないけれど、国語だけはなんとなくできた」学生だったのです。つまり、国語さえできていれば、ほかの科目で点数が大きく上がる可能性が高いということです。
国語こそが、頭のよさを作っている重大な科目だと言って過言ではないと思います。
でもなぜ、国語がそこまで重要なのか。そもそも「国語という科目ができる」というのはどういう状態なのか。今回はこれについてお話ししたいと思います。
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