2輪も旧車ブーム、絶版車風カスタム流行の兆し 懐かしのZ1やCBXを模したパーツに注目する

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FRP樹脂製アッパーカウルや角型ヘッドライト(筆者撮影)
FRP樹脂製アッパーカウルや角型ヘッドライト(筆者撮影)
マフラーやホイールまわり(筆者撮影)
マフラーやホイールまわり(筆者撮影)

そうしたローソンレプリカのフォルムを忠実に再現できるのが、今回展示したパーツ群。まだ開発中のプロトタイプとのことだが、主な構成はFRP樹脂製アッパーカウル、角型ヘッドライト、スクリーン、Z1スタイルと同様のスチール製インナータンクとタンクカバー、テールカウルなど。マフラーもオリジナルで、Z1000R風のショートタイプを採用。左右ミラーなど細部にまでこだわったパーツ群を装備することで、オリジナルに近いフォルムを再現することに成功している。

Z900RSカフェ「ニンジャ(GPZ900R)スタイル」

Z900RSカフェをベースにした「ニンジャ(GPZ900R)スタイル」(筆者撮影)
Z900RSカフェをベースにした「ニンジャ(GPZ900R)スタイル」(筆者撮影)

カワサキ絶版車系では、ほかにも、Z900RSのカウル付き仕様「Z900RSカフェ」をベースにした「ニンジャ(GPZ900R)スタイル」も、開発中パーツが参考出品された。こちらは1984年に発売され大ヒットした、GPZ900R風のフォルムにするパーツだ。ちなみにGPZ900Rは、1986年公開の映画『トップガン』で、米空軍パイロット訓練生で主役のマーベリックを演じた、若き日の俳優トム・クルーズが劇中で乗ったことでも有名。

ベースになっているZ900RSカフェ(写真:カワサキモータースジャパン)
ベースになっているZ900RSカフェ(写真:カワサキモータースジャパン)

また、現在、カワサキが多くのモデルにつける「Ninja(ニンジャ)」の名称を初採用したことでも知られている。パーツ構成は、こちらもアッパーカウルやヘッドライト、スクリーンやテールカウルなどで、ほかの仕様同様、かなりオリジナルに近いフォルムを再現しているといえるだろう。

ホンダ・CB1100RS「CB1100type-R(CB1100Rスタイル)」

CB1100をベースにした「CB1100type-R(CB1000Rスタイル)」(筆者撮影)
CB1100をベースにした「CB1100type-R(CB1000Rスタイル)」(筆者撮影)

ホンダが1981年に発売した「CB1100R」も名車と呼ばれている絶版車のひとつだ。当時、市販車をベースとしたレーシングマシンで競われる海外の耐久レース用に限定販売したのがこのモデル。高出力な1062cc・空冷4気筒エンジン、車体、足まわりなど、レース対応の各部品を手組み生産し、世界各地のサーキットで大活躍した。海外専売だったため、日本には逆輸入車のみが入ってきていたが、そもそも限定生産だったこともあり、稀少性は高く、やはり中古車価格は1000万円を超える車体もあるという。

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