2輪も旧車ブーム、絶版車風カスタム流行の兆し 懐かしのZ1やCBXを模したパーツに注目する

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CB1100type-R(CB1000Rスタイル)のテールカウル(筆者撮影)
CB1100type-R(CB1100Rスタイル)のテールカウル(筆者撮影)

そんなCB1100Rにそっくりのフォルムを実現できるのが「CB1100type-R」というパーツセットだ。ベース車は、クラシカルなスタイルに1140cc・空冷4気筒を搭載するホンダの大型ネイキッドモデル「CB1100」シリーズ。18インチホイールを採用したベーシックモデルの「CB1100」に対応するのは、アッパーカウルとアンダーカウルを装着したフルカウル仕様。17インチホイールを採用するカフェレーサースタイルの「CB1100RS」では、アンダーカウルがなく、エンジンの造形も楽しめる仕様となっている。

ベースになっているCB1100(写真:本田技研工業)
ベースになっているCB1100(写真:本田技研工業)

いずれも燃料タンクやテールカウル、シートなど外装一式を揃えたフルコンプリートセット。価格(税込み)は、18インチモデルがベースの場合で54万7800円(未塗装)~82万2800円(塗装済み)。17インチモデルがベースの外装フルコンプリートセットは、54万2300円(未塗装)~76万7800円(塗装済み)だ。

なお、今回のショーでは、お笑いタレントのレイザーラモンRG氏が所有する特別仕様が展示された。ベースは17インチモデルのCB1100RSで、通常セットに含まれない特注のアンダーカウルを装着しているのが特徴。バイク好きで知られるオーナーのこだわりがわかるカスタマイズだけに、会場では一際注目を浴びていた。

ホンダ・CB400スーパーフォア「タイプ-X」

CB400スーパーフォアをベースにした「CB400スーパーフォア・タイプ-X」(筆者撮影)
CB400スーパーフォアをベースにした「CB400スーパーフォア・タイプ-X」(筆者撮影)

今回のショーでは、2台の試作パーツ装着車も展示された。いずれもベース車両は、ホンダの400ccネイキッドモデル「CB400スーパーフォア」で、その元祖ともいえるホンダ「CBX400F」風のフォルムを実現する「CB400スーパーフォア・タイプ-X」という外装パーツを装着した仕様だ。

CBX400Fは1981年に発売された、排気量399ccの空冷4ストローク4気筒エンジンをスチール製ダブルクレードルフレームに搭載したスポーツバイクで、最高出力48psという当時クラス最高のパワーを発揮。その優れた動力性能などが人気を呼び、1980年代のミドルクラス4気筒車ブームをけん引した大ヒットモデルだ。当時、大学生だった筆者も憧れたバイクの1台で、所有する友人とともに、よくツーリングに出かけたものだ。大きな魅力は、4気筒エンジンと集合タイプのマフラーが奏でる排気サウンド。橫にいるだけで、気分が高揚する絶品の音に聞き惚れた。そんな昔を知る愛好家は現在も数多く、このモデルも中古車価格はかなり高い。程度がよければ、700万円台を超える車体もあるほどの人気を誇っている。

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