くっきり体に残る「傷痕」を治す最新ケアの超知識 帝王切開や手術でできた傷に悩む人は多い

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2番目の遮光とは紫外線対策のこと。紫外線が傷痕によくない理由は前述したとおり。特にこれからの季節は紫外線が強くなるので、日焼け止めや、UVカットの衣類などで対策を。

3番目の保護は、摩擦予防、こすらないための策になる。下着があたる場所にある傷は、ガードルや着圧ストッキングなどでしっかり圧迫、固定させるのも1つの方法だ。

一度、色素沈着などが生じてしまった傷痕は、残念ながらそう簡単には消えない。年単位のケアが必要になることがほとんどだ。日々のスキンケアの延長線上だと考えて、焦らずじっくり取り組むのがコツだ。また、完璧を目指すのではなく、「白く目立たなくなったらOK」ぐらいの考え方でケアをしていったほうがいいそうだ。

きずときずあとのクリニックで行っている専門的な傷痕治療には、レーザーや薬物治療(飲み薬、塗り薬など)、圧迫治療、注射(ステロイドやボトックス)、手術、放射線治療などがあり、これらを組み合わせていく。レーザーは健康保険が使えない自費診療だが、ほかに関しては保険診療のなかで受けることができる。

皮膚科より、形成外科を

実際に、医療機関で傷痕治療を受けたい場合はどうしたらいいか。

「傷は皮膚にできるので、多くの方は皮膚科を受診したほうがいいのではないかと思うでしょうが、実は傷や傷痕治療に詳しいのは形成外科です。相談をするのであれば、形成外科を標榜しているクリニック、あるいは医療機関の形成外科のほうがいいと思います」(村松さん)

創傷外科学会の専門医は、形成外科医師のなかでも傷痕を専門としているので、参考になる。

傷痕は、ときに病気にかかったりケガを負ったりしたときの状況を思い出させてしまう。その病気が重いものであったり、ケガが顔などの目立つ場所であったりすればなおのことだろう。

「医学的に“傷が治る”というのは、“傷が塞がる”という意味で捉えることが多い。ですが、患者さんは、『医師に“傷は治った”といわれたけれど、これって治っていないですよね』といって傷痕を指さすわけです。そこには患者さんと医療者のギャップが大きい。単に病気やケガを治すだけでなく、“傷痕をいかにきれいに治すか”が今後の課題なんだと思っています」

鈴木 理香子 フリーライター

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すずき りかこ / Rikako Suzuki

TVの番組制作会社勤務などを経て、フリーに。現在は、看護師向けの専門雑誌や企業の健康・医療情報サイトなどを中心に、健康・医療・福祉にかかわる記事を執筆。今はホットヨガにはまり中。汗をかいて代謝がよくなったせいか、長年苦しんでいた花粉症が改善した(個人の見解です)。

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