海外長期滞在中の年金加入手続きに注意 あなたにも出来る!社労士合格体験記(第81回)

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

冷泉と温泉ロッジ

1日目の宿はネットで偶然見つけた台北のゲストハウス「パピヨンステイ」。値段が手頃で、夜市でも有名な地下鉄の士林駅から近く、交通の便がよかったので即断しました。どんな宿か不安もありましたが、中に入ってみると新しくて清潔感があり、とても快適。日本に留学経験もあるオーナーの黄さんに聞くと、女性のひとり旅の利用客が多いとのことで納得。共用スペースに置いてあった旅行本を見て、どこの温泉に行こうかと算段しました。

最初は台北から列車で花蓮に行く途中にある宜蘭県東部にある屈指の炭酸カルシウム泉、蘇澳冷泉。水温は22度と冷たく震えながら入りましたが、底からコンコンと湧き出る炭酸泉には力があります。飲泉も可能で、冷泉はラムネやようかんなどに使われ特産品になっています。

次は台北市郊外の陽明山にある温泉付きのロッジ「櫻花溫泉渡假村(サクラリゾート)」。ロッジごとに専用の湯船があり、蛇口をひねると白濁の硫黄泉が噴出してきます。敷地内は桜並木で、毎年1月には満開になるとのことでした。ぜひ、桜の季節にも訪ねてみたい場所です。

最近、老後を海外で過ごしたいという人も多いようです。私ももう一度海外での生活ができたらと思っており、台湾は有力な候補地といえます。

老後に海外で年金受給も可能

ところで、ロングステイ財団のロングステイ調査統計2013によれば、台湾はロングステイ希望国第10位(2012年度)となっています。最近の人気は「安・近・暖」で、ベスト10にはマレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、台湾とアジア諸国が並んでいます。特にマレーシアは7年連続希望国第1位(速報では2013年度も第1位で8年連続)をキープし、人気の高さがうかがえます。

マレーシアが人気の高い要因として、MM2H(マレーシア・マイセカンドホーム・プログラムという長期滞在ビザの存在が挙げられます。MM2Hにはさまざまな特典がありますが、最大の魅力はビザの期間が10年と長いことと、更新が可能なことです。すでに2400人を超える日本人がこのビザを取得しています。

次ページ海外在住でも強制被保険者になることも
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事