有給休暇は時間単位でも取得可能 あなたにも出来る!社労士合格体験記(第77回)

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母校の教授宅でバーベキュー

2008年3月、母校ICU(国際基督教大学)の木部尚史准教授宅のバーベキューパーティに招かれました。准教授と言っても、大学時代のジャズビッグバンドクラブの後輩です。

学生時代は破天荒でテナーサックスの名手でしたが、その後勉学に目覚めドイツに留学。政治理論、西欧政治思想史を専攻し、テュービンゲン大学で社会科学(政治学)博士号を取得しました。現在は教授となり、学生部副部長、平和研究所長も務め、多くの学生からも慕われている秀才です。

ICUはキャンパスの中に学生寮や教授宅が点在します。私もキャンパス内の学生寮に4年間住んでいましたが、教授宅は学生寮よりもさらに奥まった森林浴もできるような場所にあり、武蔵野の原風景をとどめています。

また、家の中に暖炉もあり、冬には薪をくべて、まるで海外にいるような雰囲気を味わうこともできます。バーベキューパーティーは20人ほどの友人・知人が集まり、なごやかな雰囲気の中、おしゃべりに花が咲きました。キャンパス内の教授宅初体験の妻も大はしゃぎで、自然の中でおいしいものを食べ、英気を養うことができました。

留年しても学生生活を謳歌

教授宅と言えば、「キダー邸」は私にとって忘れられない思い出の場所です。キャンパスのいちばん奥にあった考古学のキダー教授宅のことですが、私がクラブ活動にのめり込み過ぎて、大学を1年間留年する羽目になったときに、ほぼ毎日のように入り浸っていました。

留年すると学生寮をkick out(追い出)されます。そこで私が住み始めたのは、同じように留年した先輩が1年間暮らしていた安アパート。6畳1間でトイレ共同、風呂なし、日当たりなしで家賃1万円。初めての1人暮らしで自由気ままな生活でしたが、お世辞にも住みやすいとは言えませんでした。そのため一時期は、アパートにいるよりもキダー邸にいる時間のほうが長い状態でした。

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