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文章が書けないと悩む人が陥っている3つの誤解 慣れてないのに難しく考え、できないと思い込む

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泳げない人でも、プールに入る習慣をつければやがて多少は泳げるようになるかもしれない。少なくとも、水に対する恐怖心は少しずつでも薄れていくだろう。すなわち、それは前進したということだ。

<なにかしら書く習慣をつけることができれば、書く能力は必ず向上するのです。逆にいえば、そういった習慣を身につけず、「書けません」といい続けているだけなら、いつまでたっても書けなくて当たり前。(46ページより)>

とにかく大切なのは、難しく考えすぎないことであり、それが基本中の基本。これは決して精神論ではない。もし書きたいという気持ちが少しでもあるのだとすれば、とにかく書き続ければいいだけのことなのである。

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天気のいい日に「散歩をしたいなあ」と感じたとしたら、歩き出さなければ話にならない。書くことだってまったく同じだ。「書きたいなあ」と思うなら、書くしかないのだ。それを、誰かに見せるかどうかはまた別の話。見てほしいなら見せればいいし、恥ずかしいなら見せなければいい。そんなことより大切なのは、「書きたいなら、書く」それだけだ。

もちろん、すぐに結果が出るようなものではないので、「1カ月続ければ、必ず文章がうまくなります」などとは断言できない。それに近いことをうたっている書籍などもあるようだが、その手のアピールはあまり信じないほうがいいと思う。

しかし、(うまいか下手かにかかわらず)書くことができて、それを続けていけるのであれば、いつかは必ず書くことを心地よく感じることができる。それは終着点ではなく通過点にすぎないが、そこから次のステップへとつなげていくことこそが重要なのだ。

リルケからのメッセージ

ところで文章を書く場合、なによりも重要なのは「書きたい」「書かずにはいられない」という気持ちだ。少なくとも私は強くそう感じている。そこで最後に、そんな私の思いを代弁してくれている、『若き詩人への手紙』内の文章を引用したい。オーストリアの詩人であるリルケが、若い詩人に送ったメッセージである。

<あなたが書かずにいられない根拠を深くさぐって下さい。それがあなたの心の最も深い所に根を張っているかどうかをしらべてごらんなさい。もしもあなたが書くことを止められたら、死ななければならないかどうか、自分自身に告白して下さい。何よりもまず、あなたの夜の最もしずかな時刻に、自分自身に尋ねてごらんなさい、私は書かなければならないかと。(『若き詩人への手紙』15ページより)>

もし、「書かなければならない」と思ったのであれば、それは書くべきタイミングが訪れたということなのだ。

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