子どもが架空請求に遭った時の親の正しい対応 慌てないよう子どもとルールを決めておく

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私は、子どもたちに次のように説明しています。こちらをご参考に、トラブルになる前に話し合っておくことをお勧めします。

Q1.うっかり親にだまって課金してしまった! どうしたらいい?

A1.もし、家庭で禁止されていることをやってしまって困ったときは…もうとにかく1秒でも早く言ってしまおう。後になればなるほど、そのモヤモヤの気持ちで胸が苦しくなってくるよ。

ゲームは大人も夢中になってしまうくらい、どんどん進めたくなるようにできているもの。今より早いときはない。失敗を後悔するよりも、問題を解決できること。これも生き抜いていくためのポイントだよ。

Q2.親からとっても強く叱られてしまったら…

A2.叱られたら誰でも落ち込んでしまうもの。もし親から強く叱られて、へこんでしまったときは…まずはしてしまった出来事について謝ったあと、怒っているのはどうしてかを冷静に考えてみよう。

① 君のことが心配で心配でしょうがない

② 請求金額が大きくて、家計の心配をしているのかもしれない

③ 君の課金の出来事を、親として管理できなかったことへの怒りの気持ちがあるのかもしれない

まったく無関心な人には強く叱ったりしないもの。叱られるということは、それだけ君に健やかに成長してほしいと思っている証拠だよ。

大人もどうしていいかわからない

Q3.動画やゲームがなかなかやめられない!

A3.家の人から、観ていた動画やゲームを「やめなさい!」と強く言われると、ムカッとしてしまうことってあるよね。

よく「ゲームや動画は1時間」と大人が勝手に決めたりするけど、「あと5分で終わるのに!」というところでおしまいになったらイヤだよね。つい観たくなる気持ちや、やめたくてもやめられないとき、どんなふうに考えたらいいのかな?

そういう話は、意外と誰も教えてくれないよね。そのうえ、叱られたりすることが多いのは、大人もじつはどうしていいかわからないからなんだよ。だから、「一緒にルールを決めてみよう」とこちらから声をかけて、話し合ってみるのはどうだろう。親がゲームや動画のことを知らないときは、その魅力をたっぷり紹介してみるのもいいよね。

これからの時代は「プレゼン力」と言って、言葉の力でわかってもらえることが大切なんだ。もし話すのが苦手なら、イラストにしたり、文章を書いたりして、できるだけ伝えられる方法を考えていこう。

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