「不要な保険」はただの浪費!賢く付き合う5秘訣 「いまさら聞けない基本」を一挙に解説します!

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保険のタイプには、「掛け捨て」「貯蓄型」があります。両者のメリット・デメリットについてご存じでしょうか?

【疑問③】「掛け捨て」と「貯蓄型」の違いは?

生命保険には、とてつもなくたくさんの商品がありますが、代表的なものとして次の3つに分けられます。

①定期保険……「掛け捨て」で保障期間が決まっている
②養老保険……「貯蓄型」で保障期間が決まっている
③終身保険……「掛け捨て」あるいは「貯蓄型」で、保障が一生涯続く

「掛け捨て」の保険は、保障期間に何も起こらなければ、お金をもらえません

一方、「貯蓄型」は満期になると、一定のお金を返してもらえます。そのお金は「満期返戻金」と呼ばれ、返礼率が100%以上の保険なら、支払った以上の金額が戻ってくることになります。

保険会社がより儲かるのは「掛け捨て」の保険です。多くの人は「万が一」に備えて保険に入りますが、実際に「万が一」が起こることは少ないためです。

保険会社にとって「掛け捨て」の保険は「収益率」が高いので、保険外交員さんのインセンティブ(報奨金)も一般的に高くなります。それを理由に保険外交員さんが「掛け捨て」のタイプをすすめてくる可能性もあるという側面も、視野に入れておきましょう。

お金が戻る「貯蓄型」は得なのか?

そう考えると、「『貯蓄型』のほうがいいのかな?」とも思えてきますが、「貯蓄型」は「掛け捨て」に比べて保険料が高いため、家計の負担が大きくなります

また、満期返戻金が、これまでに払い込んだ保険料よりも大幅に増えることはほとんどありません。減ることもあります。もし、ちょっぴり増えたとしても、インフレなどで「長期的にお金の価値が下がった」場合、額面どおり増えたとはいえません。

保険は「若いうちに入ったほうが、掛金が安い」という人もいますし、事実そういう商品もありますが、でも生涯で支払うお金をトータルで考えると、若いうちから入ったほうが普通は多くなります

買い物と同じで、「なぜ入るのか」「費用対効果はあるのか」を、よく考えてから決めるようにしてください。

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