ネットでバズった「婚活ミナミさん」に起きたこと 「ザ・ノンフィクション」出演その後(上)

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あまりに順調に行き過ぎて、直樹さんは結婚アドバイザーに「まだ入会して2カ月。ミナミさんとも会って間もないのに、こんなスピードで進んでいいのでしょうか」と質問し、「それは早いですね」と言われたそうです。しかし、どんどんミナミさんに惹かれていく自分がいる。「一般的に早いかどうかは関係ない」と直樹さんは気持ちを固めていきました。

婚活と同時に自分を変える決意をした

1月、関東地方に大雪が降った日、ミナミさんが滑って転び、足を捻挫してしまうというアクシデントが発生。デートの前日でした。

「明日のデート、どうしたらいいですか」と不安げなミナミさんに、「まず、捻挫したことを伝えましょう。そして『もしよろしければ、こちらの近くまで来てデートをしていただけませんか』と聞いてみては?」とアドバイス。

ミナミさんから直樹さんに電話をしたところ、仕事中だったにも関わらず留守電のメッセージを聞いて慌てて折り返してきたそうです。直樹さんはけがの具合をとても心配して、デートの場所も快く変更。この一件でお互いに「この人しかいない」と確信しました。

ミナミさんは婚活と同時に、人生を変えようとしていました。仕事は、2度目の破談で精神的にまいってしまい休職中。もともと手取り13万円で夜遅くまで立ち仕事をしなければならない激務。過労で倒れたこともあり、ずっと「転職したい」と思いながらも決心できずにいました。

一時的に休職したところで、同じ職場に復帰したらまた倒れるかもしれない。自分を変えたい――。直樹さんとの交際を機に、ようやく退職の決意をしました。 お母さんに対して、自分の意見を積極的に言うようにもなりました。お母さんにとっては、娘が結婚して家を出て行くのは寂しいことですし、相手もできれば自分で選びたいという気持ちがあったのかもしれません。

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