ネットでバズった「婚活ミナミさん」に起きたこと 「ザ・ノンフィクション」出演その後(上)

✎ 1〜 ✎ 36 ✎ 37 ✎ 38 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

しかし、私のもとで婚活をすると決めたなら、「お母さんではなくミナミさん自身が結婚相手を選ばなければならない」と何度もお話しました。 実際、ミナミさんは徐々に変わっていきました。

デートの時、ウーロン茶を頼んだのにウーロンハイが出てきたことがあったそうです。かつての彼女なら我慢して、そのまま飲んでいたでしょう。

しかし、勇気を振り絞って「ウーロン茶を頼んだのですが、これはウーロンハイみたいです」と言えたのだそうです。どうってことなく聞こえるかもしれませんが、これはミナミさんにとっては大きな1歩だったのです。

「ザ・ノンフィクション」を見た直樹さん

婚活を通して自分を変えて、幸せをつかむんだ。ミナミさんが奮闘する中、「ザ・ノンフィクション」の放送日がやってきました。直樹さんは1月16日の放送は見なかったようですが、ネットで話題になっていたことを知り、23日の放送は見てみたそうです。そこで目を疑いました。

ドキュメント 「婚活」サバイバル (青春新書プレイブックス)
本連載が書籍になりました。『ドキュメント 「婚活」サバイバル (青春新書プレイブックス)』(青春出版社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。

この女性、今、自分が交際している人じゃない? でも本人からそんな話は一切聞いていないし……それにしてもよく似ている。今自分が付き合っている女性はミナミさんなのだろうか? 今自分がつき合っている女性は、ミナミさんなのだろうか?

番組の放送内容は、事前に他言をしてはいけないので、ミナミさんは直樹さんに言いたくても言えなかったのです。そのためミナミさんもまた「彼に見られていたらどうしよう」と不安に思っていました。そして、デートの日。

「もしかして、テレビに出ていたミナミさんというのはあなたですか」

「ああ、見られてしまった」とミナミさんは思ったそうです。

「よくテレビに顔、出せましたね」

直樹さんの一言が、ミナミさんの心をグサリと突き刺しました。

(後編「ネットでバズった「婚活ミナミさん」に訪れた結末」に続く)

植草 美幸 恋愛・婚活アドバイザー、結婚相談所マリーミー代表

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

うえくさ みゆき / Miyuki Uekusa

1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力・人材発掘力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーを設立。結婚相談業のほか、セミナーの開催、テレビやラジオへの出演など、アラサー・アラフォー男女を「幸せな結婚」に導くために幅広く活動中。『ワガママな女におなりなさい 「婚活の壁」に効く秘密のアドバイス』(講談社)、『「良縁をつかむ人」だけが大切にしていること』(諏内えみさんとの共著、青春出版社)、『結婚の技術 (中央公論新社)、『モテ理論』(PHP文庫)など。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事