他人の目が気になり「1人コント」状態のあなたへ 日々心配ばかりの人に伝えたい3つの視点

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(2)マルチタスク型、シングルタスク型の2つのタイプを知る

筆者は、人を大きくマルチタスク型、シングルタスク型と名付けタイプ分けしています。親子関係、職場関係など人間関係が良好でないと思うとき、この2つのタイプに区分してみることで、今の自分を肯定できることがあります。

マルチタスク型とは、その名の通り何でも併行して複数行うことができるタイプです。裏を返すと、周囲のことが気になり、ひとつのことに集中しにくいタイプでもあります。このタイプは「こうあるべき」と思う理想の姿、秩序、形式を重んじます。「こうしたほうがいい」という損得の価値観を優先して行動、判断する傾向にあります。

一方のシングルタスク型は、一点集中型とも言い、集中力が直線的です。好き嫌いの価値観を優先して行動、判断する傾向にあります。秩序や損得を無視するわけではありませんが、自分の意志を強く重視します。

変えるというより”活かす”

この2つに区分けされたタイプで考えてみると、小山さんはマルチタスク型ではいかと思われます。様々なことを気にしてよりよくふるまおうとされていることが感じられるためです。

これらのタイプはパーソナリティそのものであるため、変えるというよりは活かすことを考えてみるとラクになります。

例えば、マルチタスク型は秩序を重んじるため、「○○のときは△△する」というようにルール化してみると行動しやすくなります。具体的に保育園からの帰り際でいくと、「子どもが先生に挨拶をしない時は私が笑顔で先生に挨拶する。子どもが挨拶したときは、私は会釈だけにする」と自分で決め事を作ってしまうのです。するとあれこれ迷わずに日々穏やかに過ごしやすくなります(マルチタスク/シングルタスクについてはこちらの記事もご参照ください)。

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