ミトコンドリアを活性化「だる消しスープ」レシピ 自己流の「だるさケア」が間違っているワケ
あなたがいま、自己流の“だるさケア”をしているとしたら、その方法が間違っているのかもしれません。
いくら栄養豊富なものを食べても、食べるものや食べ方が間違っていれば意味はありません。それどころか、ますますだるさ=疲れがひどくなる、ということにもなりかねないのです。
ミトコンドリアは加齢とともに減っていく
ミトコンドリアは、私たちのほぼすべての細胞の中に存在する細胞内小器官であり、人間とは別の遺伝子を持つ“元生命体”です。
細胞一つに対し、数百から数千個あると言われていて、一番重要な働きは「ATP」というエネルギーのもとをつくり出すことです。
ATPは「アデノシン三リン酸」という化合物で、私たちが体を動かし、生命活動を維持するために欠かせません。
つまり、ミトコンドリアは、言うなれば私たちの“エネルギー工場”です。
しかし、悲しいことにミトコンドリアは年齢とともに減っていきます。
2006年に発表されたローマ大学の眼科医であるJansons Feherの論文によると、40代頃からゆるやかに減っていき、80代になると3分の2くらいまで減っていることがわかります。
当然ですが、作り出されるATPの量も減り、体を動かすエネルギーの量も減ってしまいます。
さらに、ミトコンドリアが減少し活動量が落ちると、ミトコンドリアの質も低下し、活性酸素の量が過剰になります。
「酸化ストレス」によって、シミやしわ、たるみなどの老化現象から、がんなどの疾病や動脈硬化など深刻な病気にまで広く影響がおよぶ可能性があるのです。
これが年齢とともに起きがちな、だるさと疲れの正体。
では、年齢のせいだからとあきらめるしかないのでしょうか?
いえ、逆に考えれば、ミトコンドリアが活性化し、いきいきと働き出せば、不調や老化を遠ざけられるということです。
そして、たった1日1杯でミトコンドリアを活性化させるスープがあります。
それが「だる消しスープ」です。
ミトコンドリアの活性化、略して「ミト活」の鍵は、コエンザイムQ10という栄養素。
コエンザイムQ10は、体のあらゆる細胞に存在する「補酵素(コエンザイム)」のひとつであり、ミトコンドリアがエネルギーのもととなるATPをつくるシステムの中で、とくに重要な役割を果たしています。
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