「自分のやりたいこと」は他人に聞くのが早いワケ 「ライフ・シフト2」座談会イベントレポート
そんな活動の最中で、リンダ・グラットンさんと初めてお会いしました。周囲の人に「働き方の祭典をやりたい」と吹聴していたこともあり、たまたま縁が重なってお話できる機会をもらったのです。
リンダさんにも僕らの活動を喜んでもらい、その場で応援メッセージをもらい、働き方の祭典が本格稼働しました。まさにアウトプットがもたらしてくれた人生を変える体験でした。
適性を見つける
横石:他人にとっては苦痛でも、自分にとって苦痛でないものを見つけられた人は強いですよね。僕の場合は、イベントの幹事です。学級委員や学園祭の実行委員なんかは遠慮されがちですが、率先してやっていたタイプです。だから、寝食を忘れてTWDWの場づくりには没頭していました。
三石:没頭する、夢中になるというのは、ヒントがあるなと思います。夢中になることの中には、生きがいや働きがいが隠れていますよね。
僕も「タニモク」に参加しているときに、ほかの方から「三石さんは、〇〇のこと話しているときがいちばん楽しそうですね」と言われてハッとすることがありました。
これは的を射ています。いくら「楽しい」と言っていても、実は表情と一致してないことがあるものです。TWDWに取り組んでいる横石さんも、ほかの人には、ものすごく楽しそうに映るはずです。それを見つけてもらうのは、自分の軸を見つけるうえでも大事なポイントですね。
横石さんは、イベントが苦にならないとおっしゃいました。僕は、クリフトンストレングス・テストをやって、自分の得意なことと苦手なことを理解し、苦手なことは得意な人にパスするということを実践しました。
完全な企画人間で、オペレーションに回ると苦で仕方ないんです。だから割り切って、得意領域に時間を費やすようにすると、得られるものもありますし、アウトプットもよくなっていきました。