意外と簡単「サクサクなカツサンド」を家で作る技 美味しさの秘訣はソースにある粉を混ぜること

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“週末鮨屋”の料理研究家として知られる野本やすゆきさんが、料理初心者の男性向けに「モテる」「デキる」レシピをご指南!(写真:吉澤健太)
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サンドウィッチの語源はイギリスのサンドウィッチ伯爵だというのが定説。18世紀後半、トランプが大好きだった伯爵が、ゲームしながら片手でも食べられる軽食を、と発明したのが、いまのサンドウィッチだとか。それはきっと英国らしく、キュウリやチーズ、ジャムなどをはさんだ簡便なものだったでしょう。

本記事はLEON.JPの提供記事です

それから百数十年経った20世紀初頭、極東の日本でカツサンドが誕生しました。当時花街だった湯島(東京)の「井泉」で、初代女将が食パンに揚げたてのトンカツをはさみ、芸者衆の小さなおちょぼ口にもすっきり収まるように、小さくカットして提供したところ、一気に人気を博したと伝えられています。

「カツサンド」を作ってみよう!

このカツサンドは、ハムサンドやツナサンドよりボリュームがあって、ご馳走感もあることから、2022年の日本でも依然愛されています。いわばサンド界のヘビー級チャンピオンとして君臨しているカツサンド。でも、これを自分で作ったことがある人は案外少ないのではないでしょうか?

「意外に簡単なんですよ。それに、揚げたてのトンカツで作るカツサンドは本当に美味しい! 」と野本さん。なんでも、ソースにある“粉”を混ぜるのが美味しさの秘訣なんだとか。では挑戦してみましょう!

材料(作りやすい分量)

豚肉(トンカツ用)    2枚 ※今回は肩ロース使用
塩、胡椒        少々
小麦粉          適量
たまご           適量
パン粉           適量

Aソース         大さじ4
A鰹節粉        小さじ1

食パン(6枚切り)       4枚
バター           適量
練り辛子          適量

キャベツの千切り     適量
揚げ油          適量

まずトンカツ用の豚ロースの下ごしらえから。

赤身と脂身の境目に切れ目を入れるのがスジ切りのポイント(写真:吉澤健太)

肉は加熱するとタンパク質が縮みますが、この時、赤味と脂身では収縮率が異なるため、このまま揚げると肉が反り返ってしまいます。そこで、脂身と赤身の間にあるスジに包丁で切れ目を入れる「スジ切り」をすることで、肉を平に揚げやすく、またパンにはさみやすくしましょう。フラットなほうが見た目にもいいですしね。

次ページスジ切りにしたとんかつに下味をつけ、揚げていく
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