「緊張が解けない人」は横隔膜の使い方を知らない 緊張をリセットできる「横隔膜呼吸」の方法
基本は「横隔膜呼吸」をおススメする理由
呼吸には、「静かにしているときの安静時呼吸」と「息が上がっているときの努力性呼吸」があります。
「安静時呼吸」は、リラックスしているときの呼吸なので呼吸数は少なく、ゆったりと呼吸できるので、体の中に入る酸素の量も多くなります。
一方、「努力性呼吸」は、安静時呼吸で使われる呼吸筋に加えて、「首や肩、鎖骨周囲の筋肉」「背筋」も使って行う必要があります。緊張状態では、努力時呼吸が無意識に行われてしまうため、何度も繰り返したり長く続くと、肩凝りや筋緊張性頭痛の原因となります。
そのようなときに、すみやかにそれを解除し、リセットできる呼吸の仕方を知っていると安心です。
安静時呼吸は全呼吸の99%を占めます。そう考えると、安静時にどのような呼吸をするか、習慣づけるか、乱れたときにいかに速やかに戻せるか、というのはけっこう大きな問題です。
そこで私が強くお勧めするのは、鼻で吸って鼻で吐く「横隔膜呼吸」です。たいそうな感じに宣言しましたが、言ってみれば、「吸うときには胸とお腹が膨らんで、吐くときに胸とお腹がしぼむ」という普通の呼吸です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら