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経済活動再開の視界不良 感染爆発の米国、ブラジル

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先進国での感染はピークアウトし各国で経済活動が本格化。ところが米国とブラジルは状況の悪化が続いている。

米ニューヨークの空港では南部諸州からの到着客に対し、自主隔離を呼びかける看板が出ている(アフロ)

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週刊東洋経済 2020年7/18号
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先進国では新型コロナウイルスの感染者の増加がいったんは収束した。それに伴い、世界各国でロックダウン(都市封鎖)の解除や規制緩和の動きが見られる。コロナ制御と経済活動の両立は、てんびんでバランスを取るように難しい。経済活動の再開に舵を切ったものの、再び感染者の増加に直面しているのが米国だ。

欧州諸国が5~6月に感染者の増加に歯止めをかけたのとは対照的に、米国の新規感染者数は過去最多を更新し続けている。7月6日までに確認された感染者は約280万人、死者は約13万人。7月初旬の1日当たりの新規感染者は5万人を超えることがあり、5〜6月の水準を上回る。

米国立アレルギー・感染症研究所長のアンソニー・ファウチ博士は6月30日、米議会の公聴会で、「1日当たりの感染者が10万人を超えても驚かない」と警告した。

米国は4月にいったん感染のピークを迎えたことから、5月に経済活動を部分的に再開。全米で状況が最も深刻だったニューヨーク(NY)州でも6月上旬に規制緩和が始まり、小売店、飲食店の部分営業が認められた。さらに6月下旬には、緩和の第2段階に進んでいた。

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