平年と比べて死亡数が増えたことを示す「超過死亡」。新型コロナの影響による超過死亡が欧米各国で報告され、日本でもさまざまなメディアが取り上げた。
日本経済新聞(電子版)は6月11日、特定警戒地域だった13都道府県のうち11都府県で「平年より死亡数が大きく上回る超過死亡があった」と報じた。いずれの報道も、過去4〜5年の平均死亡者数と比較して増えた数から、新型コロナによる死亡が見逃されたことや、入院制限などによる間接的な影響を示唆している。
ただ、超過死亡の定義はそう単純ではない。国立感染症研究所は、インフルエンザと肺炎の超過死亡について、迅速に把握するシステムを運営している。実際の死亡者数が、インフルエンザが流行しなかった場合の想定死亡者数の「閾値(いきち)」(上限)を超えると、超過死亡が発生したと判断される。閾値は前年までの死亡傾向などのデータに基づき算出されるため、毎年変わる。過去の平均だけでは超過死亡の有無は正確に判別できない。
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