日本最北の「猫島」、田代島に行ってみた

猫好きなら、一度は訪れたくなる離島

猫神社では、石に猫の絵を描いて奉納しているようだ。猫の絵が描かれた石が所狭しと置かれているのだ。

猫神社にある石には猫の絵が。観光客がわざわざ描いて持ってきたのか、ここで 描いたのか……。

さらに、この島では犬の持ち込みを禁止している。実際には違っているが、島では犬は猫の天敵とされているためである。それだけ、島にとって猫は大切であると言うことの現れであろう。

ちなみに、田代島には約100人が住んでいるといわれているが、東日本大震災以降、少し減っているとも。今は60人程度が常時暮らしているようだ。しかも、その半数以上が高齢者。それ以外でも子供はいない。小学校も中学校も、すでに廃校になっていて、通うためにはフェリーで本州に通わなければならないからである。

一方、猫は正確な数値はわからないものの、少なくとも100匹以上はいると言われる。人より猫の方が多く住み着いているのである。もともと、猫はおばあちゃんが好きだという説がある。あまり急激に動かないし、それでいて温かい。猫にとってまったりするには最適な対象だというのだ。

「テレビで猫がたくさんいる島と紹介されてから、釣り客か石巻市内から遊びに来る家族連れくらいしか来なかったのに、急に女性客が増えたんです。わざわざ猫だけを見るために、こんなとこまでくるなんて、今でも信じられない」

おばあちゃんはそういう。猫好きにとっては島全体が「猫カフェ」のようなものだ。恐らくひどい目にあったことのないこの島の猫は、人懐っこく、触りたい放題に触らせてくれる、まさに猫好きにとってはたまらない場所なのである。

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