2014年、世相を映す「職場流行語」はこれ!

流行のあの言葉、職場ではネガティブワード

第2位 「ありのままで」

ご存じ、映画「アナと雪の女王」で大ヒットした曲「Let It Go~ありのままで~」からのランクインです。本家ユーキャンの流行語大賞にもノミネートされていましたが、これがいったい、職場ではどんなふうに使われたのでしょう?

「『ありのまま』を『わがまま』と勘違いしているヤツが多くなった」

「化粧もしていない、髪もボサボサで職場に来て『私は私。ありのまま』という同僚に困る」

「新入社員が電話してきて『今日は休みたい』というので、理由を聞いたら『自分らしくいたいので、休むことにしました』って。いくらなんでも欠勤当日にその理由を口にするとは……」

なるほど、オフィスにおいてはネガティブな使われ方が多いようです。ありのままの自分でいるということを勘違いして、今までの自分のまま、楽な状態でいようと思うこと、これは間違いですよね。おそらくそれは、ありのままの自分と偽った「なりたい自分を諦めてしまった状態」に過ぎないわけです。

そうではなく、「ありのままの自分」とは過去の失敗にとらわれない、「成長していこうと前を向く状態」と、映画では表現されているはずです。大事なのは下を向くことに甘んじる「ありのまま」ではなくて、上を見続けてそこを目指す「ありのまま」ですよね。来年はさらなる高みを目指して「ありのまま」の自分を出して頑張っていきたいものです。

番外編にはこんなものも

ここで、ベスト3に入ることはなかったものの、ちょっと気になった「私の会社の流行語」をお届けします。

「当社で今年いちばん流行った言葉は、『俺としたことが!』です。午前の仕事が長引いてランチの時間がなくなってしまった若手が『俺としたことが!』、部下にデータ入力ミスを指摘された上司が『おお、俺としたことが!』など、場面はさまざま。そのたびにちょっと場がなごみ、幸せな職場だなと思います」

こういう微笑ましいものはいいですね。ただ、過信の表れとも見て取れる「俺としたことが」発言、あまりに連発していると本当に大きなミスをしてしまったときに許されない可能性も。想像するだけで怖いですね……(笑)。

「『消費増税分、優しくして』は、当社の中でのいい流行語だと自負しています。うちの上司はくだらない冗談ばかり言うのですが、それをツッコむと『せめて消費増税分、優しくして』と。それもくだらないよ!(笑)」

たしかに消費税率8%への引き上げは、今年の大きな出来事ですね。冗談めかして使われているので、一瞬ほっこりしますが、はたして“いい流行語”なのでしょうか? 「増税分、代わりに優しさが欲しい」。なんだか泣けてきます。これは意外と、多くの人が思っていることかもしれませんね。

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