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IoTで既存の生保は存在価値がなくなる? データ活用がカギ、細分化される保険ビジネス

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IoT、AI(人工知能)、クラウド、AR(拡張現実)──。デジタルテクノロジーの進化によって、保険会社の活動を大きく変革できる土壌が整いつつある。特にIoT時代の到来によって、さまざまなリスクを見定めるうえで必要なデータを従来と異なるレベルの質・量で獲得し、高度な分析を行うことが可能になるためだ。

保険会社はこれまで商品開発の領域で社内情報や外部の統計を駆使してきた。営業領域でも顧客ターゲティングにデータを活用する動きがあった。しかし従来のデータは顧客のリスクを見極めるうえで量と質の両面で不十分だった。保険会社は契約時点での顧客の詳細な情報を入手できるが、顧客との接触頻度は低い。そのため、顧客の日々の活動をめぐる動的なデータが相対的に少ない。これがデジタルテクノロジーによって大きく変わる兆候が出てきている。

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データの量と質がビジネスを変える

たとえば自動車保険では車載情報システムが飛躍的に進化している。ドライバーの運転の癖を解析できるようになり、運転に伴うリスクの把握が可能となっているのだ。また火災保険ではスマートホーム構想の進展を受け、技術のうえでは家庭における生活情報の入手も相当程度まで可能な状況になった。

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