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中国でライドシェアが大流行したのはなぜか ウーバーを屈服させた巨人・滴滴(ディディ)

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中国においてタクシーは庶民の日常の足。利用する際、配車アプリはもはや欠かせない存在だ(AP/アフロ)

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今年8月、中国の配車アプリ最大手・滴滴出行(ディディチューシン)(北京市、以下「滴滴」)による米Uber(ウーバー)テクノロジーズの中国事業買収は世界中に大きな衝撃を与えた。世界で圧倒的な競争力を持つウーバーが、ライドシェアの利用回数で世界3分の2を占める中国市場で滴滴に屈せざるをえなかったからだ。買収の理由は何なのか、滴滴とはどんな会社なのか。

滴滴の驚異的な成長の理由を知るには、今や世界的な影響力を持ち始めているテンセント・ホールディングス、アリババ・グループホールディングという中国ネット業界における2大巨頭の勢力争いと、中国経済におけるモバイル決済システムの重要性を理解しなければならない。

滴滴が首都・北京で創業したのは2012年(当時の社名は滴滴打車(ディディダーチャ))。当初は普通の配車アプリ会社だった。ほぼ同時期に南の浙江省杭州で快的打車(クァイディダーチャ)(以下「快的」)が誕生している。テンセントは早くから滴滴に出資し、一方のアリババは快的に出資した。

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