「明るい廃墟」、ピエリ守山は再生できるか リニューアルした地方SCを待ち受ける荒波

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12月17日にリニューアルオープンする「ピエリ守山」

かつて「明るい廃墟」としてネットを中心に大きな話題となったショッピングモールをご存じだろうか。ピエリ守山。琵琶湖を望む滋賀県守山市に2008年に開業した大規模商業施設だ。

開業後、近隣に複数の大型モールが新設されたり、開発を手掛けたデベロッパーが2010年に破綻したことなどから、一時は存続が危ぶまれたが、今年に入り、関西地盤の不動産会社サムティが経営を承継。12月17日にリニューアルオープンすることになった。

目玉は外資系ファストファッション

新生ピエリの目玉は、滋賀県初出店となるH&MやBershka、OLD NAVYなど6ブランドの外資系ファストファッションだ。これまでは京都市内まで足を伸ばさないと手に入らなかったこれらのブランドを武器に、自動車で20分圏内の人口16万人を取り込む算段。年間150億円超の売り上げ、650万人の集客を目指す。

これが新生・ピエリ守山だ
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  • 店舗面積は約4.4万平方メートル

    店舗面積は約4.4万平方メートル

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  • フードコート内にキッズスペースを設置
  • 触れる動物園など、体験型施設も導入した
  • 食品スーパーを誘致し、地元の需要も取り込む
  • モール内には来春オープンのスペースがちらほら
  • 店舗面積は約4.4万平方メートル
  • 公式キャラクターとモデルの光宗薫さん(中央)
  • 外資系ファストファッションが核テナント
  • H&Mの店内にはエスカレーターを設置し、回遊性を高めた
  • 計5本の動線を新設し、回遊性をアップさせている
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