多くの人が勘違いしている「生きづらさ」の真実 「自分を大切にすること」を今すぐやめよう
「自分を大切にする」ことをやめる
人生相談に来られる方々とお話ししていると、ほとんどの方がある勘違いをしていることがわかります。
それは、「自分」という存在がちゃんとあり、その自分を大切にしなければならないと思っていることです。それで、「大切な自分」の人生を充実させなければと考え、思いどおりにいかない日常や人間関係に苛立ち、「私の人生は、もっとよくなるはず」と焦っている。そういう方が多いのです。
「いや、‟自分”がいるのは当たり前じゃないか」「自分を大事にするのは当然だろう」と、あなたは思うでしょう。しかし、その「自分」とはなんでしょうか? 「体」かというと、そうではありません。体の細胞は、3カ月もすればすべて入れ替わります。そうすると、それはもう「別人」です。
では、「心」が自分かといえば、これもまた証明できる話ではありません。「‟昨日の心”と‟今日の心”が同じだと言える根拠は?」と尋ねられると、答えに詰まるはずです。
そもそも、「昨日の自分」と「今日の自分」が同じだと言える根拠は、2つしかありません。それは、自分自身の「記憶」と「他人からの承認」だけです。
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