ふわふわ半熟!「究極的」な親子丼を家で作るコツ 鶏肉は「そぼろ」を使うといい納得の理由
究極的に食べやすい親子丼の条件
建築家には料理好きな人が多いそうです。料理の工程を「材料を切り揃え、調理し、組み立てる」とすれば、建築は「材料を加工し、特に熱やアルカリなどで反応させながら、組み立てる」と定義できるので、似ている部分があるからかもしれません。
ある講演で料理と建築の共通点について、建築家の隈研吾さんがこんなふうに語っています。
(隈研吾「キノコと建築」2010東西アスファルト事業協同組合講演会)
親子丼について考えるとき、ぼくはいつもこの話を思い出します。ご飯の粒子に対して、鶏肉はどんな形状であるべきか。例えばぶつ切りにした鶏肉を丼に仕立てても、心地よくないでしょう。究極的に食べやすい親子丼とは? そう考えると鶏は「そぼろ」に行きつきました。
鶏そぼろは米の粒子やテクスチャーに寄り添う形状をしています。ポロポロのそぼろに出汁を含ませた卵で一体感をもたせ、ご飯と一緒に食べれば「止まらない」状態になるはず。


















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