「ペット探偵」発見率8割超の裏にハードな仕事術 迷子の救世主!「動物の気持ち」を想像して探す
網戸にはちゃんとストッパーをする。あるいは、そもそも網戸にしないという方法もあります。ドアノブも要注意です。猫は頭がいいから、ひょいっとノブをまわして、ドアを開けてしまうこともある。
私も猫を飼っているのですが、帰宅時にドアを開けた瞬間、さっと外に出てしまうこともあるので、玄関は二重扉にしています。
皆さんの何気ない情報提供が、手がかりになる
そして、ペットを飼われていない方も、もし迷い犬や迷い猫のチラシを見かけたら、心に留めておいてもらえるとうれしいです。
そのチラシの向こう側には、大切な家族がいなくなって本気で心を痛めている飼い主さんがいる。皆さんの何気ない情報提供が、引き裂かれてしまった飼い主さんとペットをつなぐ手がかりになることがあるんです。
ペット探偵としての私のキャリアはまだ始まったばかり。まだまだえらそうなことは言えませんが、この仕事に出合って本当によかったなと思います。
確かにちょっと変わっている仕事だし、体力的にしんどいこともあります。でも、動物とその飼い主さんの両方を救えるやりがいのある仕事。捕獲したペットと飼い主さんを再会させることができたときは、何にも代えがたい喜びがあります。
小さい頃から好きで動物を捕獲しようとしてきた私が、こうやって大人になってペット探偵の仕事をしているのって、なんだか運命みたいな気がするんですよね(笑)。
過去の私に、「あなたの好きなこと、大人になってちゃんと仕事にできてるよ」って教えてあげたいです。
(取材・文/横川良明 人物・捕獲機撮影/赤松洋太
企画・編集/栗原千明〈編集部〉)
1996年生まれ。大阪府出身。島留学制度により、13歳から16歳まで九州の離島で生活。野生の動物たちと触れ合う日々を過ごす。2020年、『情熱大陸』(TBS)で紹介されたペット探偵・藤原博史に衝撃を受け、ペットレスキューに入社。現在に至る。
■インスタグラム
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